地域に根付いた働き方とは
●昨年の11月末に設計事務所登録してもう1年が過ぎてしまいました。ビルダー様や設計事務所様のご厚意でなんとかやってこれたという感じです。
➨もともと私は東京の生家で設計活動をしてゆこうと考えておりましたが、コロナ禍の問題から場所にとらわれない生き方(働き方)というものがあるなら試してみたいという気持ちに駆られ自然が好きな点と首都圏のアクセスが良好な神奈川県の伊勢原市で設計活動をしています。
➨神奈川県伊勢原市は大山の麓に市街地が形成されており、ほかの観光地とは違い、しっとりと落ち着いたところに魅力を感じます。また神奈川県のへそと言われているだけあって厚木市、秦野市、清川村、などのアクセスも良好です。
先日、大山これから会議に参加してきました。大山や伊勢原市に関心をもっている有志の方々で組織されているグループですが、大山の麓にある宿坊の運営や観光インフラなどの老朽化や陳腐化などが問題になっております。また宿坊等を経営されているオーナー様の高齢化、後継ぎの不在などの問題をメインにディスカッションしてまいりました。
仕事柄だと思いますが、新しいハードを作ることで問題に対処しようとする考えを持ちがちですが、メンバーの方とお話させていただき、ソフトの部分から変えてゆかなければ根本的な解決は見られないと感じました。中には行政庁との打ち合わせなど官民での連携が必要ではないかと思います。とても息の長い仕事だと感じます。
今後住んでいる地域のためになるような地域に根差した働き方を模索して行けたらと思っております。よろしくお願いいたします。
古谷薫夫