パースを取り入れた建築実務のメリットについて
多くのビルダー様や設計事務所様がすでにパースを建築実務に取り入れていらっしゃると思いますが、パースを取り入れた建築実務には多くのメリットがあります。 これまでの実務経験のなかで気づいた点を列記します。
〇ご契約前のお客様へパースを取り入れたプレゼンをした場合のメリット。
→設計者の意図がお客様にスムーズに伝わる。
→お客様ご自身が潜在的なニーズに気づくことができる。
→競合が多いお客様でもパースを使った丁寧な打ち合わせをすることで他社より
アドバンテージが得られるケースが多い。
→上記の内容から受注の確度の向上や会社のイメージアップにつながる。
〇ご契約後のお客様へパースを取り入れたプレゼンをした場合のメリット。
→打ち合わせごとに変更した箇所をパースに反映することで打ち合わせの進捗やゴールが明確になる。
→仕様決定やインテリアコーディネートが楽しくできる。
※下記の動画のように家の中をウォークスルーしながら建材の種別や色がリアルタイム で変更できます。(ウォークスルーができる画像はレンダリングしていない少し粗めの画像になります。)
→上の画像はレンダリングしたデータですが、打ち合わせを経て仕様などだいたい確定した時点でお施主様に確認の意味できれいなデータをお渡しして内容に相違がなければ確定図として扱える。
〇メリットは上記のものになりますが、デメリットとしては・・・
→あくまでイメージ共有のツールであるため設計図書のような精度はない。
→作成に時間が掛かるためパース提出の頻度はあまり上げられない。
〇パースの特性を理解しつつ、適宜お施主様の属性など考慮しながら使う必要があります。
パースの作成他、パースを取り入れた打ち合わせもお請けしております。現在何社かのビルダー様からお仕事いただいておりますが、お施主様からもご好評いただいております。ご検討いただけましたら幸いです。(遠隔地の業者様の場合はZOOMでの打ち合わせになります。)
古谷薫夫