過去の仕事のご紹介(商品開発)
会社員時代に商品企画の仕事を担当させていただいたので、その仕事内容をご紹介します。
〇商品コンセプト
①対象は30代前半~40代くらい
②藤沢や茅ケ崎などにあるサーファースタイルなデザインで。
③シンプルな間取りでありながら収納や水回りとの動線に配慮。
④建設コストは抑える。
⑤ボリュームは30坪程度で。
等々 (ほかにも条件はありました。)
最大の特徴としては玄関ホールを設けないオープンスタイルでカフェのようなスタイルも想起させます。また玄関土間は広めに計画しファーフィンなどを直置きできるようにしています。2階へのアクセスも土間の一角に設け、ラフな雰囲気を演出しました。
また非構造のトラス梁を計画しています。
外観は未定ではありますが、ラップサイディングを想定しています。
商品開発に大事なのはまずはイメージだと思います。細かな仕様などは予算に応じて調整することが可能であると考えています。コンセプトにあった計画、デザインを図面とパースから最大限サポートさせていただきます。
また商品開発にとどまらず設計実務のサポートも対応させていただきます。
ご検討いただけましたら、幸いです。
よろしくお願いいたします。
古谷薫夫
ディベロッパー様向けサービス
昔勤務していた工務店が不動産の仲介、売買機能があったためエンドユーザー向けの
注文住宅の土地探しや自社で取得した用地に建売住宅を自社の仕様で建設するという業態でした。
同じ家を作るとはいっても注文住宅と建売住宅の設計の実務はまるで違います。
注文住宅は実際住まわれるご家族とじかにお会いして間取りや建物の内外装の仕様など
打ち合わせることが可能ですので、ある程度のリスクヘッジはできると感じましたが、
建売住宅の設計の実務は実際住まわれる方がまだ決まっていないので、建設地のエリア
属性から住まわれる方の嗜好などをを想定して間取りや建築各部の仕様を決定してゆくことが必要になります。
注文住宅よりリスキーなイメージがしました。
その中で大変社内で重宝されたのが、パースでした。
不動産担当者と打ち合わせてどのようなイメージで販売したいのかを打ち合わせたのち
そのイメージに合わせて家具や内装材を適宜レイアウトできます。
そのイメージ画像を販売図などに添付して販売ツールとして活用していただいておりました。
反響も若干ですが、上がったと記憶しております。
上の画像は提案含めてのイメージですが、コロナ禍でもストレスなく家で過ごせることを提案しております。
最近キャンプなど外で過ごすことが流行っておりますが、キャンプ用品やその他ゴルフ用品などそのまま収納できるスペースを広めにとっております。
各室へのアクセスは島のように浮いている各ホールから入ります。
プライバシーがかなり高いプランと言えます。
計画地は旗竿敷地であるため接道している部分にバルコニーを設け、採光をここからとっています。
パースの作成はもちろんですが、基本設計、実施設計などお請けしております。
ご検討いただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
古谷薫夫
CADのコーチング
最近、ビルダー様よりお問い合わせが増えてきた内容ですが、CADのコーチングのご依頼が増えてまいりました。
〇リノベーション会社様
主にパースの制作のみのコーチングのご依頼です。既存の躯体のモデル化(鉄骨造とRC造が多いです。)と内部のイメージを作りこんでゆき、最後はレンダリングデータを作成するところまでお請けしています。
〇ビルダー様(新築)
新卒の社員様や中途入社された方を対象にした基本操作から慣れてきたら実施図面の作図や最終的にはパースの作成までご用命いただきました。
下の画像はレンダリングデータになります。使用頻度にもよりますが、3~6か月程度でこれくらいのフォトジェニックなパース作成が可能です。
私は20代から福井コンピュータのアーキトレンドを使用してきました。現在のバージョンはアーキトレンドZEROになります。最近アーキトレンドを導入されたビルダー様、設計事務所様で実務の中で運用してゆきたいという方がいらっしゃいましたらご連絡いただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。
古谷薫夫
パースを取り入れた建築実務のメリットについて
多くのビルダー様や設計事務所様がすでにパースを建築実務に取り入れていらっしゃると思いますが、パースを取り入れた建築実務には多くのメリットがあります。 これまでの実務経験のなかで気づいた点を列記します。
〇ご契約前のお客様へパースを取り入れたプレゼンをした場合のメリット。
→設計者の意図がお客様にスムーズに伝わる。
→お客様ご自身が潜在的なニーズに気づくことができる。
→競合が多いお客様でもパースを使った丁寧な打ち合わせをすることで他社より
アドバンテージが得られるケースが多い。
→上記の内容から受注の確度の向上や会社のイメージアップにつながる。
〇ご契約後のお客様へパースを取り入れたプレゼンをした場合のメリット。
→打ち合わせごとに変更した箇所をパースに反映することで打ち合わせの進捗やゴールが明確になる。
→仕様決定やインテリアコーディネートが楽しくできる。
※下記の動画のように家の中をウォークスルーしながら建材の種別や色がリアルタイム で変更できます。(ウォークスルーができる画像はレンダリングしていない少し粗めの画像になります。)
→上の画像はレンダリングしたデータですが、打ち合わせを経て仕様などだいたい確定した時点でお施主様に確認の意味できれいなデータをお渡しして内容に相違がなければ確定図として扱える。
〇メリットは上記のものになりますが、デメリットとしては・・・
→あくまでイメージ共有のツールであるため設計図書のような精度はない。
→作成に時間が掛かるためパース提出の頻度はあまり上げられない。
〇パースの特性を理解しつつ、適宜お施主様の属性など考慮しながら使う必要があります。
パースの作成他、パースを取り入れた打ち合わせもお請けしております。現在何社かのビルダー様からお仕事いただいておりますが、お施主様からもご好評いただいております。ご検討いただけましたら幸いです。(遠隔地の業者様の場合はZOOMでの打ち合わせになります。)
古谷薫夫
住宅設計の実務サポートいたします。
私はかつて中規模ハウスメーカーや地域密着で営業しているビルダーに勤務していました。
日々の実務の中でよく感じてきたことですが・・・・
①競合が多く打ち合わせまで進まない。
②建築申し込みまで進んだが、平面プランがなかなか確定しない。
③インテリアコーディネートがなかなか決定しない。
④お施主様と設計士の間でイメージが共有できていない。 (打ち合わせが盛り上がらない)
⑤ビルダー様などは外注の設計士との意思疎通が難しい。
⑥営業、設計、現場監督など人材の確保が難しく、
社員が疲弊して職場の雰囲気が悪い。
私は設計職として働いておりましたが、日々の雑務に追われ、お施主様との打ち合わせなど大事な業務に時間をさけずに、いつももどかしい思いをしておりました。
お施主様との打ち合わせをもっと楽しくできればという思いでフリーランスになりました。
いろいろと考えましたが、平面図や展開図のみでの打ち合わせではお施主様とのイメージが共有できず打ち合わせに気持ちがはいりづらいと思います。
会社員時代はアーキトレンドを使用してきた都合上パースを使った打ち合わせを推進しています。
上の画像はリフォーム会社様よりご用命いただいたパースです。
重量鉄骨の既存躯体に木材のナチュラルな雰囲気と天井はデッキプレートを表しにして
様々なテクスチャーを楽しめるプランになっています。
こちらもお施主様と元請けビルダー様との打ち合わせに同席させていただきましたが、
とてもお施主様よりご好評いただきました。
その他何社かの新築やリノベーション会社様ともお付き合いさせていただいておりますが、下記のような効果が考えられます。
①契約前のお施主様へパースを活用した打ち合わせを実施することで、受注支援の効果 があることが、わかりました。実務経験のある設計士がパースのオペレーションをすることで安心感や信頼感がうまれ、とても喜んでいただけました。
またお施主様も潜在的なデザインの嗜好に気づくことができるとおっしゃっていただけました。
②ご契約後のお施主様へ対してはプラン確定やインテリアコーディネートの日程がスリム化できる。
③レンダリングしたデータをj-pegファイルでお施主様にお渡しすることで、これまでの打ち合わせの状況が確認できる基準になるとともに記念になる。
④設計士もパースを作る過程で収まりや問題に早い段階で気づくことができる。
⑤外部の設計士に業務を委託することで、社員の方の業務の負荷を減らせる。
等々
パースを活用した打ち合わせやデザインのコンサルティングはもちろん基本設計、
実施設計、設計監理(場所によります)お請けいたします。
よろしくお願いいたします。
古谷薫夫